白い磁器のまあるいお皿。
その真ん中には、まっさらな姿のうさこちゃん。



うさこちゃんの誕生を描いた絵本『ちいさな うさこちゃん』で、
みんなが初めて出会うことになるうさこちゃんは、この立ち姿でした。



はじめまして、うさこちゃん。 そう、息をのんで。

赤く色付けれた箇所はイラストのラインからほんの少し、ズレています。
幼い不器用さと相まって、愛らしく感じるデザイン。



少し重みのある陶器特有の質感。
指の先から伝わるお料理のあたたかさとつめたさ。

そんなごはんの記憶も大人になったら、忘れてしまうけれど、
うさこちゃんのお皿が一枚残っているだけで、
なんだかしあわせな時間を過ごした様な気にもなったりするのかな、なんて思うのです。



ミッフィー子供食器 ファーストストーリー　発売元：（株）金正陶器
グッズ情報はこちら 
オンラインショップ：KIDS-LAND SHOP（楽天店）
https://item.rakuten.co.jp/kidsland-shop/410000/

絵本『ちいさな うさこちゃん』のページを少しさかのぼりますね。



ある晩のこと、
２匹のうさぎが暮らす家の庭に、天使が降り立ち、うさぎの奥さんにこう告げたのです。

“よく　おききなさい　あなたに　じき　あかちゃんが　できますよ” と。

それからまもなく、かわいいあかちゃんがうまれたのです。

うさこちゃん。ミッフィー。ナインチェ。
と、みんながいつも呼びたくなるだいすきなおともだちが、ね。

『ちいさな うさこちゃん』ディック・ブルーナ　文・絵　/ 石井 桃子 訳（福音館書店）



“赤い服を着ているのは、これは赤が幸福を感じさせる色だからです” と ブルーナさん。
ミッフィーの誕生を描いた時のことを、こうお話ししていました。
『ミッフィーからの贈り物』（講談社）より

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